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2015-05-12

現行の法令における被ばく制限値は、「これ以上は容認できない線量の下限値」として設定されており、

08:23

2.被ばく制限値の考え方の推移

 被ばく制限値の基になるICRPの考え方は、時代と共に大きく推移している。1954年勧告では、「可能な限り低い水準まで(to the lowest possible level)」被ばく線量を制限するとしていたものが、1958年には「実行可能な限り低く(ALAP:as low as practicable)」、1965年には「容易に達成できる限り低く(as low as readily achievable)」、1977年には社会・経済的要因を考慮に入れながら「合理的に達成できる限り低く(ALARA:as low as reasonably achievable)」という表現に替わってきている。

 被ばく制限値に対する考え方も、いわゆる「がまん」線量の意味合いのある「耐容線量」から、「最大許容線量」、「線量限度」へと変更されている。その結果、被ばく制限値は、「ここまでなら容認できる線量の上限値」から「これ以上は容認できない線量の下限値」へとその意味が変わってきている。現行の法令における被ばく制限値は、「これ以上は容認できない線量の下限値」として設定されており、放射線防護体系(行為の正当化、防護の最適化、線量限度)の一つとして機能することになっている。

 即ち、被ばくを制限する考え方は、1954年の理想論から1977年の現実論へと次第に変容している。制限値そのものの数値は、この間次第に切り下げられているが、これには経済的観点から歯止めのあることを、このような理念の変化で表明していると考えられる。

 あくまでも線量限度は、この線量まで被ばくしてよいという量ではないことは明らかである。

被ばく制限値の推移 (09-04-01-02) - ATOMICA -
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