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2015-11-03

安田徳一 放射線の遺伝影響  より

17:05

放射線の遺伝影響 ポピュラー・サイエンス 2009年11月10日発行

「執筆の遅れで世の中もすっかり変わり、放射線遺伝リスクはまず話題になることがなくなってしまった。放射射線による遺伝リスクはみつからないが、リスクはないとすり替えられてしまい、あたかも放射線の影響はないと思いこまれてしまったようである。ことさら問題を強調するつもりはないが、この結論は疫学での結論である。ゲノムの構造やその機能が分子レベルで次第にわかってくれば、疫学レベルでみつからないメカニズムについての理解がさらに進むようになるであろう。」

原文は縦書きで、 下線部は、傍点。

佐々木 康人 の反省

16:23

https://www.jaero.or.jp/data/02topic/fukushima/interview/sasaki_t.html

http://www.jrias.or.jp/disaster/pdf/20120213-134623.pdf

6)実効線量と集団線量の誤用例の反省から、その使用を制限し、使用法を解説しました。

9)確率的影響についての名目リスク係数は、1990年勧告と比較して、がんについては微減、遺伝的影響については大幅に減少しました。人では遺伝的(継世代)影響は報告されていません。


 混乱を回避した1例として、1990年勧告で重視された集団実効線量は、2007年勧告ではその使用法を制限しています。

集団実効線量は、ある線源に被ばくしたグループの平均線量にそのグループの人数を乗ずることによって得られます。集団実効線量の単位は人・シーベルトmanSv)です。集団実効線量は、放射線の利用技術と防護手段を比較するための最適化の手段ですが、疫学研究の手段として集団実効線量を用いることは意図されておらず、リスクの予測にこの線量を用いるのは不適切であるとしています。

この記載がなされたのは、1977年勧告、1990年勧告で導入されて集団線量が誤用されてきたことの認識に基づいています。特に、チェルノブイリフォーラムにおいて集団線量に基づき将来のがん死亡数が4000名と予測され、さらに期間や地域を広げることで、8000名、16000名と予測が増加して報道されたことの反省に基づくものです。

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